かれこれ1ヶ月ほど前。
夏休みの自由研究の題材として、息子が今年選んだのは四神!
そのために奈良県明日香村にあるキトラ古墳壁画体験館に行ってきました~♪
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こんにちは!
奈良在住・フリーフォトグラファー栗本 恵里です。
写真を撮る&撮り方を教える仕事をしています。
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キトラ古墳壁画保存管理施設
キトラ古墳壁画体験館 四神の館
https://www.nabunken.go.jp/shijin/
奈良県高市郡明日香村大字阿部山67
9月になってから雨がとても多いですが、この時はお天気が良く・・・良すぎてうだるような暑さでした。
駐車場から階段を下りて、私たちは地階展示場から入って見学することにしました。
屋根がある部分が1階展示場になります。
スタンプラリーには必ず参加しちゃう親子(笑)。
ここキトラ古墳エリア以外にも、明日香村のいろんなスポットでスタンプラリーはやってるみたいなので、これはぜひコンプリートしたい!
館内は入場無料です。
しかも!
地階展示場は撮影OKです♪
この時は、1階展示場では壁画公開はしてなかったけど、それでも1階は撮影禁止。
飲食禁止と書かれていますが、1階は本当に本当に厳禁とのこと。
それほど壁画は厳重に管理されているのです。
地階展示室には、実物大モデルの石室があったり、
壁画のレプリカもあります!
これは、南の壁に描かれていた朱雀。
右端の壁の欠けは、盗掘による穴です。
この穴が少しズレていたら・・・
朱雀の凛々しい表情を、今、私たちが見ることはできなかったと思うと、本当に奇跡的!
これだけの鮮やかさと立派な姿が残っていたことに感動します。
さて、四神って、ご存知ですか?
私はコレで覚えました(笑)。
↓
なので、
東 → 青・青龍
西 → 白・白虎
南 → 赤・朱雀
北 → 黒・玄武
というのは、けっこう前から知っていて、
特に朱雀というのは、奈良には地名も高校名でもあるし、平城京跡には朱雀門があります。
(材料3つ!夏休みの作品にもオススメ*手作り風船行燈(あんどん)WS in 平城京いざない館)より
この時の、いざない館の中の展示にも四神は出てきてたし、息子・かじゅーんの場合は、ゲームや今放送中の妖怪ウォッチ シャドウサイドなどで知ってたみたい。
マンガもゲームもアニメも勉強になりますね(笑)。
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各方位の守り神である四神。
このキトラ古墳の石室には、その方角に四つの神と、12の干支の獣頭人身が描かれていました。
さらに天井には!
本格的な中国式星図としては世界最古とも言える、
天文図!!
これが、マジで凄いのです。
空に見える星の位置を正確に記しただけだったとしても凄いのに、
内視・・・北極星など1年中見える星
外視・・・季節によって見えなくなるが観測地から見える星
つまり、1年(以上)をかけて、いつも見える星と季節ごとに見えなくなる星とをキッチリ記録されてるということ。
さらに、天の赤道、黄道なども描かれていて、イメージとしての星空ではなく、事実に忠実な天文図なのです。
※ 黄道は実際の位置と誤差があるそうです。
亡くなった後も石室の中で、
各方位の神たちに守られ、
12の方位の動物たちに守られ、
天の星々に守られ、
さらにさらに!
金の太陽と、
銀の月も描かれているんです!
めちゃくちゃ豪華ですね!←興奮のあまりビックリマーク使いまくりですw
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古墳ってお墓なので、興味本意はもちろんのこと、研究でも基本的には調査には入れないのです。
ただね、奈良って決まり文句のように言われるんですけど、
掘ったらなんか出る。
たまたま出ちゃったものは調査できる。
キトラ古墳の場合は、近くにある高松塚古墳の壁画が見つかったあとに、近くに住む人が「そんな感じのものがここにもある」という報告があって、調査が始まったそうです。
この穴が、盗掘の穴。
当時はもちろん真っ暗。
ここにカメラを入れて、中を確認したところ、初めに確認できたのが奥に見える玄武。
その調査の風景のビデオで、身を乗り出しちゃうオジサンがいるんだけど、そりゃもうめちゃくちゃ興奮しただろうな~ってのが、すごい伝わる!
これぞ歴史はミステリーでロマン!って感じですよね♡
その後、このままでは劣化、崩壊するのは時間の問題ということがわかり、壁画を取り外して保護するという前代未聞のプロジェクトがスタート。
その当時の最新の技術を総動員して、試行錯誤しながら修復させていったという、もう本当に気の遠くなるような作業が長い年月をかけて行われて、
壁画の素晴らしさもスゴいけど、
ここに至るまでのストーリーも
感動ものなんです!!
現在は、現地も復元・整備されています。
保護作業中は、温度や湿度の徹底管理と、様々な研究や作業がすぐにできるように、真横に施設が建てられていました。
というのを、わざわざ見に行ってた私↓
現在のこんもりした墳丘の部分に、茶色い建物がありました。
表からは、これしか見えません。
掲示板には、今までの経緯などが貼られていましたが、古墳らしさゼロ(笑)。
どこにあるの状態でしたが、
横から見るとこういう感じ。
おそらく、建物から石室までがあの白いカバーで覆われているのだと思います。
これを見てもナンノコッチャすぎて、妄想でロマンを楽しむだけでした(笑)。
今となれば、これを見に行ってて良かったな~って思いますけどね♪
キトラ古墳の埋葬者は、天武天皇の子ども世代の人物だと言われていますが、いまだに誰のお墓なのかは特定されてません。
これだけの豪華絢爛仕様のお墓、亡くなって1000年以上たってこんなに注目されるとはご本人もビックリのはず(笑)。
もし壁画の発見があと10年遅かったら、もう崩れてしまってたかもしれない。
逆に10年早かったら、保護する技術がまだ生まれてなかったかも。
絶妙なタイミングでこの時代に蘇った四神たちは、期間限定で順に公開されています。
キトラ古墳壁画の公開(第9回) 第二次応募の受付が始まりました | お知らせ | キトラ古墳壁画体験館 四神の館 キトラ古墳壁画保存管理施設
今回は、西の白虎!
そして天文図も!!
平成30年9月21日~10月21日までです。
(事前予約制・当日受付可能かは必ずお問い合わせください。)
行っても写真は撮れないので、行きましたレポはできないけど・・・やっぱり行ってみようカナ( ´艸`)
*古墳が好きな方はこちらもどうぞ*
【奈良】奈良市古墳巡り・その1・安康天皇陵 : 写真で魅力発掘
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