
2017年1月に奈良市の古墳巡りをした時のレポです。
レポその1の冒頭でも書きましたけど、
「奈良でこんもりした山を見たら、だいたい古墳」
の典型的な感じがこちら♪
第四十八代 称徳天皇 高野陵
(宮内庁HP)http://www.kunaicho.go.jp/ryobo/guide/048/index.html
奈良市山陵町
この称徳天皇は、実は第四十六代 孝謙天皇が重祚。
2回も天皇になってるんですよ~!
詳しくはこちらの漫画でお勉強しましょう( ´艸`)
↓
日本には今までに何人か女性天皇がいましたが、称徳天皇だけが、唯一、女性皇太子から天皇になりました。
他の方は、天皇の奥さんで、天皇が亡くなって、皇太子がまだ幼いから・・・などの理由で、次の天皇までのつなぎ期間に即位するような感じ。
元正天皇は天皇の奥さんではないけれど、皇太子だったわけではないですしね。
称徳天皇には、弟がいて、もちろんその弟が皇太子だったんだけど、幼くして亡くなってしまい、他にちょうどいい男子がいなく(いても亡くなった)て、もう称徳天皇以外になる人がいなかった、という・・・
のは、藤原氏側のお見立て。
ところで、称徳天皇って誰??
そうですよね、奈良市民でもこの天皇の名前や存在を知らない人は多いと思います。
彼女は、晩年、大きなお寺を建立します。
そのお寺は、西大寺。
近鉄の大和西大寺駅の駅名にもなっている、あの西大寺です。
西にある大きなお寺だから、西大寺。
じゃ、東に大きなお寺があったら・・・
東大寺!⁉︎
そう、あの大仏さまで有名な東大寺は、彼女・称徳天皇の父親である聖武天皇が建てたお寺。
当時の都は、平城京。
平城京と言えば、西大寺駅の東側にものすごく広範囲に「平城京跡」として残されており、今は世界遺産になっています。
その都のすぐ隣の西側に、西大寺というめちゃくちゃ大きなお寺を建てたのでした。
父の東大寺と娘の西大寺。
今でこそ、西大寺の敷地はそんなに大きくないですが、創建時は48ヘクタールもあったんだとか。
詳しくは、西大寺公式HPにて
http://saidaiji.or.jp/
奈良市西大寺芝町1-1-5
奈良時代は、天皇家が実質的に政治力を持っていた最後の時代とも言われています。
藤原鎌足→藤原不比等→藤原四子(四兄弟)、そして四子全員が死亡してしまったという、時期。
この「女帝の手記」は、称徳天皇の幼少期から、晩年までを少女漫画の巨匠・里中満知子さんがドラマチックに、そしてスキャンダラスに描いているので、歴史が苦手だった人でもどっぷりハマれますよ♪
「天上の虹」は、645年の大化の改新から物語は始まります。
こちらの主人公は持統天皇。
中大兄皇子(天智天皇)の娘で、大海人皇子(天武天皇)の奥さんとなり、天武天皇の死後に即位。
持統天皇の子どもたち世代にあたる話が、この長屋王を主人公にしたこちらの漫画。
長屋王は、現在のイトーヨーカドー奈良店(元・奈良そごう)に邸宅跡が見つかったことで有名です。
そごうが閉店し、イトーヨーカドーも今秋に閉店になるので、世間では長屋王の怨念、なーんて言われたりします。
ナイと思いますけどね(笑)。
なぜ、怨念なんでしょう?
無念の死だったから、怒ってると言われているのです。
さきほど少し書いたのですけど、称徳天皇には弟がいたけれど、幼くして亡くなりました。
基本的に皇太子は、天皇の息子、次に皇族の男性というのが当時の常識。
天皇の息子亡き後に、血統から見て次の皇太子に1番近いとされていたのが長屋王。
そのため、長屋王が自分が天皇になりたいから幼い皇太子を呪って殺した、という罪で処刑されることが決まったのです(死因は自がい)。
身に覚えのない罪だったため、無念の死となったことを怒っている、と言われているのです。
聖武天皇の幼い息子の皇太子が亡くなり、皇族で天皇に1番近い男性の長屋王も亡くなってしまったことから、女性とはいえ、天皇の娘(母は光明子)である称徳天皇が皇太子になったという流れがあったのです。
平城京をはさんで、東のイトーヨーカドーと、西の奈良ファミリー。
どちらも大きなショッピングセンター。
そんな風に見てみると、いつものお買い物もちょっと違う気分・・・・
って、買い物しにくいわっっ!!
(笑)。
天上の虹、長屋王残照記、女帝の手記は話が変わっても、登場人物の顔が同じなので、人間関係などがそのままの流れで読めてすごくわかりやすいのです♡
そのため、長屋王が自分が天皇になりたいから幼い皇太子を呪って殺した、という罪で処刑されることが決まったのです(死因は自がい)。
身に覚えのない罪だったため、無念の死となったことを怒っている、と言われているのです。
聖武天皇の幼い息子の皇太子が亡くなり、皇族で天皇に1番近い男性の長屋王も亡くなってしまったことから、女性とはいえ、天皇の娘(母は光明子)である称徳天皇が皇太子になったという流れがあったのです。
平城京をはさんで、東のイトーヨーカドーと、西の奈良ファミリー。
どちらも大きなショッピングセンター。
そんな風に見てみると、いつものお買い物もちょっと違う気分・・・・
って、買い物しにくいわっっ!!
(笑)。
天上の虹、長屋王残照記、女帝の手記は話が変わっても、登場人物の顔が同じなので、人間関係などがそのままの流れで読めてすごくわかりやすいのです♡
大化の改新から、平安遷都までの140年ほどの、壮大なドラマ。
ぜひぜひ読んでくださ~い( ´艸`)

さてさて、話を古墳に戻して・・・
古墳マニアのかおりさんが、奈良の古墳はすごく手入れがされていて美しいと言っていました。
私は他をあまり見たことがないので良く分からないけど、そう言ってもらえるのはなんだか嬉しいですネ♪

確かにホント美しいです!
落ち葉すら無かったですよ♪

古墳って、お墓です。
天皇陵と言っても、実在したのか伝説なのか、曖昧な時代もあったりすると思うのですが、さすがに700年代後半の称徳天皇は実在しただろうし、ここにはきっと本当に称徳天皇が眠ってるんだろうな~。
と、私もなんだか興奮気味♪♪
(あ、ピンクの古墳ちゃんが・笑。)
ここの東側、写真だとこの古墳の奥になるのですが、そちらにも古墳があるみたいなので、歩いて行ってみます!
私も初めて行くところなので、ドキドキします!
その4に続く~♪
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